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とう歯科クリニック

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おやしらずの抜歯

親知らずにについての Q&A とう歯科

親知らずの痛みの原因と対処

親知らずの痛みの原因について説明します。

  1. 腫れて痛い

  2. 虫歯で痛い

  3. 出てくるときの痛み

1.腫れて痛い

親知らずが腫れるのは、そこにばい菌が繁殖し膿がたまっている状態であることを示しています。ひどい場合は顔が片方だけものすごく腫れあがってしまいます。処置としては、浸麻をし、メスやレーザーで膿の出る出口を作ってあげると落ち着いていきます。(処置としては時間は10分ほどです。)季節の変わり目や、患者さん自身の疲れがたまっている時などに、症状が出る方が多いです。そして後日、その親知らずをどうしていくか決めます。1年に1回もしくは数回同じような症状が出るのであれば、抜歯することを勧めます。初めて腫れて、経過も良好な場合は、抜かないで様子を見ることもあります。また、親知らずの位置や生え方、親知らずの手前にある大人の歯に悪影響があるかどうかなど、いろいろな要素を考えて処置は決めていきます。また、口の中に親知らずの頭も見えていないのに、腫れや痛みの原因になるものもあります。(参照1)このケースの抜歯には注意が必要です。

2.虫歯で痛い

親知らずは一番奥に生えているため、なかなか歯磨きもしにくい場所にあり、虫歯になっているかどうか、ご自身では分かりにくいです。そのため、痛みが出たり、歯が欠けてきたときには、かなり大きな虫歯になっていることが多いです。特に、20〜30歳前後の方の親知らずの痛みの原因に多く見受けられます。虫歯になっている親知らずは、抜歯をすることが多いです。(もちろん、虫歯の治療をする場合もあります。)虫歯になった親知らずを抜く理由はこちらに記載しています。また、虫歯が大きいと、歯を抜く器具をひっかける部分があまりないので、抜くのが難しいケースもあります。

3.出てくるときの痛み

親知らずが出てくる時期は、個人差があります。早ければ16歳くらいで出てくることもあれば、30歳過ぎて出てくることもあります。平均的には20〜25歳前後だと思われます。

親知らずが出てくるとき、顎の骨や歯肉の中を突き進んで出てきます。その時の刺激を痛みとして感じることもありますが、ほとんどの場合様子を見ていくと自然と落ち着いていくことが多いです。

親知らずを抜く理由

親知らずを抜く基準は

  1. 痛みや腫れが今後も出る場合

  2. 周りの歯や口の中に悪影響を与える場合

1.痛みや腫れが今後も出る場合

虫歯の痛みであれば神経を取れば痛みは治まります。ただ、もともと虫歯になった原因が歯ブラシを当てにくかったり、歯並びが悪かったりすれば、また虫歯は再発します。その際は、神経がないので痛みはないのですが(虫歯の穴に食べ物がつまれば痛むこともあります)、抜くのが難しかったり、手前の歯も虫歯になったりすることもあるため、そういうことも予測して抜歯することを勧めます。腫れがでた場合は、切開(膿を出す)すればしばらくは落ち着きますが、以前も同じような経験があった場合は、抜歯することを勧めます。特に、親知らずが完全に出ていない場合は歯肉と歯の頭との間にばい菌が繁殖しやすいため、抜くことを勧めています。

2.周りの歯や口の中に悪影響を与える場合

親知らずが原因で、頬をよく噛んだり、いやなにおいがしたりすることがあります。また、親知らずだけが虫歯やばい菌が繁殖するだけでなく、周りの歯や骨にまで悪影響を与える場合は抜くことを勧めています。

おやしらずの抜歯(歯が全く見えない症例) H25.3

おやしらずの抜歯について簡単に説明します。

おやしらずの抜歯で一番難しいのが 歯が口の中で全然見えてなく、真横に生えていて、根っこが曲がっているケースだと思います。この3つの要素が全部入っているととても難しいケースだと思ってください。

最初に来院されて、まずはお口の中を見たり、触診して状態を確認し、次にパノラマ写真を撮り、位置や状態を確認します。その後、状態の説明をし、かかる時間、抜歯の際の注意事項を説明します。

例1 下の親知らずの抜歯

(歯の頭が見えない場合) 要した時間:40分

抜歯前 h25 3.jpg

この方には実際、60〜90分くらいかかるかもと説明しました。

抜歯中1h25.jpg

歯茎を開くと頭が見えました。ただ、手前の歯に頭が食い込んでいるため、まずは頭だけを切り取って抜きやすくします。

切り取った頭

抜歯中2 分割歯牙h25.jpg

抜歯後1h25.jpg

縫合ご h25.jpg

抜いた歯

抜いたはh25.jpg

この方は幸いにも頭を切ると、胴体はまっすぐだったため、あとはすんなり抜けました。

特に、深い親知らずは、下顎にある下顎管に接しているケースがあります。この下顎管を傷つけると、麻痺がずっと残ったり、感覚を失ったりするため注意が必要です。当院では、下顎管にきわめて近接もしくは損傷する危険のある場合は、2回法か、近くの九州中央病院や大学病院に紹介状を書いて、そちらで抜歯してもらっています。

2回法:そのまま抜歯すると下顎管を損傷してしまうために、2回に分けて行う方法。

まず1回目で、歯の頭だけを切り取ります。根っこはそのまま残して縫合します。その後半年ほどたってパノラマ写真を撮り、根っこが浮いてきているのを確認して、2回目の手術で根っこを取るという方法です。