妊娠すると母子手帳を持つようになりますが、
中に、歯の状態を記入するページがあるのをご存じですか?
これは、妊婦さんのお口の中の健康を保つためだけでなく、生まれてくる赤ちゃんに悪い影響が出ないようにするために、歯をチェックする必要があるからです。
理由としては、
などが挙げられます。
妊娠することにより、女性ホルモンが増加(プロゲステロンは炎症反応を増大させる)し、歯肉の状態が悪くなりやすいのです。よく『妊娠性歯肉炎』といわれます。
歯茎の色がピンク色でなかったり、丸みを帯びている場合は要注意です。また、ひどくなると膿がじわっと出てくることもあります。
対策としては、歯医者さんに行き、歯石取り&ブラッシング指導を行ってください。
PS:歯石には、2種類あります。ひとつは、1.縁上歯石 、もうひとつは2.縁下歯石です。
つわりのひどい時期や流産の危険のある妊娠初期はなるべく避けた方がいいと思います。
また、当院では、デジタルレントゲンを使用しているため、通常のレントゲン写真に比べおよそ1/5〜1/10のX線照射で撮影が可能です。防護衣を着用し、撮影すれば、問題はないです。ただ、必要最小限の撮影でいくべきだと思います。
治療に際しても、妊婦さんの体調を第一に考えて行っています。
(椅子の倒す角度やこまめな休憩、ヘッドレストの位置など、)
出産されると、お子さんにつきっきりになり、自分のための時間がなかなか取れにくくなると思います。状態の悪いままで何年も放置しておくと、抜歯の可能性が高くなるので、早めの治療をお勧めします。
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午前 | ● | ● | ● | ▲ | ● | ▲ | ─ |
午後 | ● | ● | ● | ─ | ● | ─ | ─ |
午前 9:00~12:30
午後 14:00~19:00
▲:13:30まで
休診日:日曜・祝日