歯磨きの仕方
グー握りだと、力が入りすぎてしまいます。
力が入りすぎると歯が削れてしまうこともありますし、ブラシの毛がすぐダメになってしまって経済的にも悪いです。
右図:毛先が広がってしまっている。
歯の表面より、歯と歯茎の境目に歯垢はたまりやすいです。例えば、道路でも、車の通るところより道の端っこにごみがたまっていると思います。汚れがたまりやすい所を掃除するのは、歯だけではないですよね?
イメージとしては、電動歯ブラシの動きで!歯茎をマッサージするイメージでもよいでしょう。
朝と晩でいいので、時間をとって歯ブラシをしましょう。
年齢が30歳を越えてくるあたりから、虫歯だけではなく、歯周病に対しても予防をしていかなくてはいけません。そのためには、毎日の歯ブラシが一番重要になってきますので、是非がんばって下さい。
また、歯石がついていれば、歯ブラシでは取れません。一度歯医者さんに行かれて、歯石取り(スケーリング)をお勧めします。『歯石取りはしみるし、痛いから嫌だ!』とお思いかもしれませんが、
当院では患者さんのしみや痛みの具合によって、表面麻酔の塗り薬をぬったり、手用器具でゆっくり歯石をとったり、なるべく痛みが出ないように心がけています。
歯石が取れ、ブラッシングを練習すれば、あとは、歯石がつかないように(歯周病が進行しないように)定期健診をすすめます。個人差がありますが、歯石が最短で3週間で形成されることを考えると、1ヶ月〜半年位での検診が重要だと思います。