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3mix-MP法について

現在は3MIX-MP法及びドッグベストセメントによる治療は行っておりません。(令和4年6月2日)

神経を残す治療として、考え方やテクニックは使用していますが、ここ数年MTAセメントを使って神経を残す治療をしていて、とても予後が良い為、MTAセメントを使うことにしたためです。

3mix-MP法の認定証【アドバンスコース】

先日送られてきました。この実習を受けたのは半年以上前ですが(笑)

4年前、本で3mix-mp法のことを知り、3年前、最初のベーシックコースを受けたのを懐かしく感じます。

証書はもらいましたが、まだまだレベルアップできる部分があるため、頑張っていきたいと思います。

3MIX-MP終了証.jpg

1.3mix-MP法について

最近患者さんからの問い合わせもあるため、3mix-MPについてご説明したいと思います。

もともと根の治療として昔から使われている材料に、『 3mix 』という、3種類の抗菌剤を用いる方法があります。3種類の抗菌剤の作用によって、歯の根の細かい所に入り込んで悪さをしている細菌をやっつけようとするものです。

これに対して、3mix-MP法とは、3種類の抗菌剤+MPという基材と一緒にすることにより、さらなる効果を引き出そうと考えられたものです。さらに、根の治療だけでなく、虫歯の治療や歯周病の治療にまで使おうとしているのが、宅重先生たちのグループであります。いわゆる、内科的治療とも言われています。僕は、何度か宅重先生のセミナーに参加させてもらい、いい治療方法のひとつになると思い、CDRG友の会の会員になりました。

次回は実際自分でやってみた、この3年間の治療の実際と、今後の治療への生かし方を述べたいと思います。

2.3mix-MP法と虫歯の治療について

一般的な虫歯の治療として、虫歯が歯の神経まで達している場合は神経を取らないといけません。『神経を取る』ということは、歯の神経だけでなく、歯に栄養を与えている血管も取り除きます。そのため、歯は弱くなります。そして、前歯だと変色しやすくなります。

一番問題なのは、神経を取った歯は、次に虫歯になったときがやっかいです。それは神経がないから、虫歯になっても痛くならないからです。ただ、食べ物がつまりやすいなぁ と思っていても、実際に歯医者さんにいってみると、大きな虫歯になっていて、最悪の場合には抜歯しないといけないケースも見られます。

定期健診の観点からみると、一本でも神経の取った歯のある方は3ヶ月に一度の定期健診が必要だと私は思います。銀歯と歯の境目からの虫歯は皆さんが思っている以上に見つけにくく、深刻だからです。

私が3mix-MP法で一番興味を持ち、自分の治療に生かしたいと思ったのは、『神経まで達している虫歯のある歯でも、神経を残していこう!』という考え方でした。実際にやってみると、思った以上に効果があり、予後もよかったです。

今はインプラントが盛んに行われていて、実際に僕もインプラントも行います。だからといって、1本の歯を残すことの大切さを忘れているわけではありません。1本の歯を残すには、3mix-MP法はいい治療法の一つだと思います。また、定期健診やブラッシング指導との相乗効果により、健康な歯と歯茎の状態を維持していくことがたいせつです。

当院での3mix-MP治療の仕方

ここでは実際に私が行っている治療方法を述べたいと思います。

虫歯の治療 と3mix-MP

虫歯がそれほど大きくない場合は、一般的な治療で問題ないと思います。ばい菌を完全除去できていれば、3mixを使う必要はないからです。虫歯が大きい場合(虫歯を全部とってしまうと、神経が露出してしまう場合)に使のが一番効果的だと私は思います。一般的な歯科治療では虫歯を取っていって、神経まで達してしまったら『神経を取りましょう。』となって、神経をとり、根の治療をして、最終的に金属の冠をかぶせるという形になります。

ここで、再確認ですが、3mix-MP法は薬剤の効果もすごいのですが、それ以上に私自身すばらしいとおもっているのは、虫歯をとっている段階から神経を残せるかもしれないと考えながら治療をしているということです。だから、その分神経を残す確立も上がってきます。この考えがないと、ただ、虫歯を取っていって、神経まで虫歯が達していたら神経を取るという流れ作業になってしまいます。

そして、実際にこれ以上虫歯を取ると、神経を取らないといけないとなった所で、虫歯を取り残して3miX-MPを用いるというわけです。「虫歯を取り残して」と書いていますが、この取り残し方や3mix-MPの薬剤の取り扱いは、講習会を受けて、何度もやってみてだんだんとコツがわかってきました。そして、3年間で60症例ほどやってみて、実際に1症例以外は神経を残したままで、なんの症状もおきていません。

3mix-MP法はテレビや雑誌に取り上げられて、痛くない、歯を削らない、一回で終わると、夢のような治療と思われています。実際、痛みはでることもあるし、歯はもちろん削ります。一回で終わることも多いといった感じです。ただ、なるべく痛まないように、なるべく歯を削らないように、回数を少なくするというのは、3mixに限ったことでなく、普段の治療においても、常に考えていることです。また、今後この方法はいろいろ改良も期待されている治療方法だと思います。

最後に、結局は3mix-MPも、するかしないかは、患者さん次第だと思います。僕ができるのはそういった治療の利点欠点を理解してもらい、情報を提供することです。そして、やるときはベストの治療を行うことです。

今日、歯科業界も色々な治療法や治療器具があり、日進月歩の変化です。基本を忘れずに、どんどん自分の中にいいものを取り入れていきたいなと、この記事を書いていて改めて思いました。

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