その際に、虫歯や歯並びのチェックも大切ですが、自宅での歯磨きの仕方や、食事のとり方も、とても大切です。 どういった歯ブラシがいのか? 磨き方がうまくいかない・・ 歯磨きを嫌がる・・
色々な悩みを相談する場だと思って気楽に来院されてください
その後上の前歯2本が生え、1才前後で上下8本(下4本上4本)が平均的です。ただ、あくまで平均であって、生える時期には個人差があります!人より1年遅れのお子さんもいらっしゃいます。心配であればレントゲンで確認してもいいでしょう。
逆にめったにならないのは下の前歯です。下の前歯が虫歯になるお子さんはめったにいません。これは、子供はヨダレが出るくらいだ液が出ること&舌の下からだ液が出ることと関係しています。逆に、上の歯はだ液にあまり守られていない&上の歯の裏側は見えにくく、思わぬ大きな虫歯になることがあり、要注意です。
また、2歳を過ぎてくると、上下奥歯が生えてきます。この奥歯は上下に関わらず虫歯になりやすいので注意が必要です。
虫歯がたくさんあるお子さんの両親に話を聞いてみると、
これを改善する方法を歯医者さんで一緒に考えていくことも、来院することの目的です。
歯医者さん=虫歯の治療ではなく、口に関する色々な悩みを相談するための場所と思ってもらえれば幸いです。
まずはお母さんと一緒に座ってもらいます。そして、椅子が動いたり倒れたりするのを練習します。ライトが苦手なお子さんも多いので、少しずつどこまでできるのか様子を見ながらやっていきます。その後、1人で座ることができれば、お口の中を見ていきます。
(初めての場所でお子さんも緊張すると思います。お気に入りの人形やおもちゃを持参するのも緊張をほぐす方法だと思います。)
椅子を倒しながら、怖がっていないか表情を見ながら確認していきます。
口を開けてもらうときは、「あーーーーん」
閉じてもらうときは「いーーーー」
この掛声はお家で歯磨きをするときにもしています。
このお子さんは 上唇の筋(上唇小帯)が結構歯の近くまであるので、転んだ時に出血がしやすかったり、歯ブラシで磨く時に強く磨くと痛いため、お子さんが歯磨きを嫌いになる原因にもなるので、注意が必要です。
上手にできたら、しっかり褒めてあげましょう
歯は、生後6ヶ月ごろから、まずは下の前歯から生えてきます。そして、上の前歯が生えていき、1才位で上下前歯8本が生えそろってきます。(この歯の生える時期については、個人差がありますので、2,3ヶ月遅れてもそう心配はいりません。)
《1歳〜2歳で大事なこと!》
離乳をする(哺乳ビンも×)!
寝る前の歯磨きの習慣を!
1歳半検診後の歯医者さんでの検診、フッ素塗布を!
右の写真は一般的な哺乳ビンうしょくといわれるものです。最初は上の前歯の裏側から虫歯が進行していくため、見た目にはわかりませんが、、、、、、
気づいたときにはここまでなってしまうことも!!
哺乳ビンに、スポーツドリンクや甘いジュースを入れて飲ませたりするのは絶対にやめましょう!
こうなってしまうと、見た目だけの問題ではなくなってしまいます。『さしすせそ』の発音ができなくなったり、よくかめないため、顎の発育にも影響が出ます。
さらには友達に笑われて、人前で笑ったり、話したりすることに常にストレスを感じてしまうお子さんもいらっしゃいます。
子供の正常な発育には、ご両親のお子さんへの気配りが一番大切です。
離乳や哺乳ビンを取り上げるのも、少しずつ、ゆっくり時間をかけて行ってください。
いきなり歯ブラシで完璧に磨くことなんて、ほぼ不可能です。
それよりは、指しゃぶりの延長として、まずは小さな歯ブラシを与えてみましょう。
そして、歯ブラシを口の中に入れることに抵抗がなくなってから、ひざの上に
お子さんの頭をのせ、歯をゆっくり磨いていきましょう。
【朝起きて、顔を洗い、朝食を食べる。夜は食事をして、お風呂に入って就寝する。】
これは皆さんが毎日していることと思います。
【朝起きて顔を洗い、朝食を食べて歯磨きをする。夜は食事をしてお風呂に入って歯磨きをして就寝する。】
この癖を小さい頃からつけておくことが大切です。小さい頃の習慣は大人になっても当たり前のようにします。歯磨きも、人と会った時の挨拶と同じように自然にできるように、小さい頃から練習してみてください。できたら、『褒めてあげること』これがお子さんには一番大切です。
右の写真も哺乳ビンうしょくです。
明らかな虫歯や、痛いから歯医者さんに来るのではなく、歯や口の中の健康状態の確認のために来院されることが大切です。
フッ素は歯を強くしてくれます。市販の歯磨き剤にも含まれているものが多くなってきました。歯医者さんで塗るフッ素は市販の歯磨き剤より、濃度を高くしています。また、フッ素を塗る前に、歯の表面をきれいにクリーニングして行うため、浸透性が高いのが特徴です。
また、歯医者での検診は虫歯のチェックだけではありません。歯並びや顎の発育、歯磨き指導はもちろん、食生活(おやつやジュース)、悪い癖(指しゃぶりやはぎしり)などの改善目的にも来院されてください。
また、右の写真は、上の前歯の真ん中に筋肉の繊維が太いスジとなって見えると思います。これは上唇小帯といわれるものが、かなり発達して、前歯がひっつくのを邪魔しているケースです。(すきっぱの原因のひとつです。)
ほかにも、ウィルスが原因のヘルペス(口内炎と勘違いしやすい)や、ハート型舌(舌が短くて発音が不明瞭)など、診察するところは多々あります。