夏休みも残りわずかになりましたね。僕が小学生の頃は、宿題が終わっていなくて、この時期が一番つらい時期でした。一番手ごわかったのが、絵日記です!何をしたのか覚えていなくて、妹の日記を見ていた気がします(笑)
夏休みには、たくさんのお子さんもいらっしゃいました。
来院された方の中で、特に質問の多かったことが、
『上の前歯が生えてこないですが、大丈夫ですか?』
今回はこの質問について 意見を述べたいと思います。
平均的に、上の前歯が生え変わるのは7歳前後と言われています。
ただ、あくまで平均であって、早い子供だと5歳から、遅い子供だと9歳頃生えてくることもあります。
なかなか生えてこないので心配であれば、歯医者さんで、小さな前歯のレントゲン写真を取るといいですね。
生えてこない原因は
この2つ以外であれば、しばらく様子を見ていれば、生えてくることがほとんどです。
対処法としましては
1の場合は 歯茎をレーザーで焼くとすぐでてきます。
2の場合は 邪魔なものをとってあげるとでてきます。
下の写真は2のケースです
このお子さんは、7歳ですが、乳歯が抜けて3ヶ月もたつのに大人の歯が生えてこないのが気になって来院されました。確認のためレントゲン写真を撮ってみると・・・・・
大人の歯と歯の間にどんぐりみたいな物が写っているのが分かりますか?
これが、正中過剰埋伏歯(余分ないらない歯)といわれるものです。
これがあることによって、前歯がでてこなかったり、歯と歯の間に隙間が空く原因になります。
そこで、注射をして歯茎を開いて、埋まっている余分な歯を取った後の写真が下の2枚になります。(右の写真は摘出した過剰歯です。)こういう処置でも、一番大切なのは、最初の注射を痛くないように打つ&しっかり効かせることです。
今回はレーザーで処置したのでついでに大人の歯がでやすいように、1の処置と同じく歯肉を焼いておきました。
次の日に消毒に来たときは、痛みもなく、その3日後には大人の歯の頭が見えてきたそうです。
分からないことがあれば、気軽に来院されてください!