親知らずの痛みの原因について説明します。
親知らずが腫れるのは、そこにばい菌が繁殖し膿がたまっている状態であることを示しています。ひどい場合は顔が片方だけものすごく腫れあがってしまいます。処置としては、浸麻をし、メスやレーザーで膿の出る出口を作ってあげると落ち着いていきます。(処置としては時間は10分ほどです。)季節の変わり目や、患者さん自身の疲れがたまっている時などに、症状が出る方が多いです。そして後日、その親知らずをどうしていくか決めます。1年に1回もしくは数回同じような症状が出るのであれば、抜歯することを勧めます。初めて腫れて、経過も良好な場合は、抜かないで様子を見ることもあります。また、親知らずの位置や生え方、親知らずの手前にある大人の歯に悪影響があるかどうかなど、いろいろな要素を考えて処置は決めていきます。また、口の中に親知らずの頭も見えていないのに、腫れや痛みの原因になるものもあります。(参照1)このケースの抜歯には注意が必要です。
親知らずは一番奥に生えているため、なかなか歯磨きもしにくい場所にあり、虫歯になっているかどうか、ご自身では分かりにくいです。そのため、痛みが出たり、歯が欠けてきたときには、かなり大きな虫歯になっていることが多いです。特に、20〜30歳前後の方の親知らずの痛みの原因に多く見受けられます。虫歯になっている親知らずは、抜歯をすることが多いです。(もちろん、虫歯の治療をする場合もあります。)虫歯になった親知らずを抜く理由はこちらに記載しています。また、虫歯が大きいと、歯を抜く器具をひっかける部分があまりないので、抜くのが難しいケースもあります。
親知らずが出てくる時期は、個人差があります。早ければ16歳くらいで出てくることもあれば、30歳過ぎて出てくることもあります。平均的には20〜25歳前後だと思われます。
親知らずが出てくるとき、顎の骨や歯肉の中を突き進んで出てきます。その時の刺激を痛みとして感じることもありますが、ほとんどの場合様子を見ていくと自然と落ち着いていくことが多いです。
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